2022/8/17
押上で楽しむ紅茶と文化の時間|ティーサロン マルツィショール & 利三郎文庫

こんにちは、茶人みならいです。
スカイツリー観光の帰り道、ふと立ち寄ったカフェがとても素敵だったのでご紹介します。
押上にある「ティーサロン マルツィショール & 利三郎文庫」。
紅茶好きにはもちろん、本と静かな空間が好きな方にも、ぜひ訪れてほしいお店です。
図書館のような紅茶カフェにふらりと
お店は、押上駅から歩いて5分ほどの静かな住宅街の一角にあります。
大きなガラス窓からは落ち着いたインテリアがのぞき、思わず足を止めたくなる佇まい。
店名にもあるように、ここはただのカフェではなく、紅茶と文化が同居する場所。
店内には本棚がずらりと並び、まるで図書館のような雰囲気です。
実際、本を読みながら紅茶を楽しむお客さんの姿もちらほら。
紅茶グッズや雑貨のコーナーもあり、眺めているだけで紅茶好きの心をくすぐります。
ダージリンを飲み比べて、季節を感じる
この日は、春・夏・秋のダージリンを楽しめる「季節別飲み比べセット」とマフィンを注文しました。
注文を伝えると、まずは3種類の茶葉を見せていただけて、それぞれの香りや色の違いにわくわく。
淹れていただいた紅茶は、それぞれ別のポットに注がれて登場し、店主さんが簡単に特徴を説明してくれます。
春摘み(ファーストフラッシュ)は爽やかでみずみずしく、夏摘み(セカンドフラッシュ)は香りが豊かでややコクがあり、秋摘み(オータムナル)は丸みのある味わい。
普段は一杯ずつしか飲まないことが多い中で、こうして違いを比べながら味わう体験は贅沢そのものでした。
マフィンも甘さ控えめで、紅茶の香りを邪魔しない優しい味。しっかりとした茶葉の味とぴったりでした。
実は一緒に行った知人も飲み比べセットを頼んでいたので、結果的に6種類の紅茶を楽しめるという幸せな時間に……。

異文化の香りとやさしい時間
「マルツィショール」は、ルーマニアで春の訪れを祝うお祭りの名前なのだそう。
店主さんのご家族がルーマニアにゆかりがあることもあって、店内にはルーマニアのワインなども並び、どこか異国情緒も漂います。
紅茶だけでなく、文化を感じられる空間という意味でも、とても心に残るお店でした。
こんな方におすすめ
おわりに
紅茶専門店というと敷居が高く感じるかもしれませんが、「ティーサロン マルツィショール & 利三郎文庫」は、初めてでも安心して入れる、やさしい空気に包まれたカフェでした。
たまたま見つけたこの場所で、思いがけず季節の紅茶を飲み比べ、文化の空気にもふれられたことは、自分の中でも印象的なひととき。
また近くに行ったときには、ふらりと立ち寄って、次はどんなお茶を選ぼうかと楽しみにしています。
店舗情報
※訪問時点の情報をもとにしています。最新情報は公式Facebookをご確認ください。